銀行と住宅メーカーのマーケティングはマインドコントロールに等しい

会社の事務所の近くで住宅の新築工事をしています。
それを見て驚いたのが、柱の数の多さです。


【2×4に慣れた目には、この柱の数の多さはちょっと異常な感さえします】


写真は朝撮ったものですが、昼間は複数の大工さんが使う金槌や鋸の音が聞こえています。


私は一戸建ての持家志向がセロなので深く考えたことはありませんが、在来工法か2×4かはたまた鉄筋が良いのかについては、永遠のテーマなのでしょうね。


設計事務所の友人に聞いて驚いたのですが、設計士の仕事って全体図を描くところまでで、柱や壁といった部品の設計はせず、それらは現場で大工さんが現合で作るのだそうですね。
機械の設計をやっていた者としては全く信じられない話しで、正直それはちょっとどうかとも思いました。


そういう意味では、部品単位の精度と確実な品質管理が成されている(であろう)、プレハブ住宅の方が安心できる気がします。
現場の施工の手順(マニュアル)や教育も少なからず確立されているのでしょうし…。


でもデザインを設計士に依頼して、在来工法で大工さんに家を建ててもらうことで得られる、一品物の満足感も捨てがたいですよね。


もし仮に自分で家を建てるとしたら、どちらを選ぶのだろうか…。
う〜ん!難しい問題ですね。


でも、今の私が家を建てる事はまずあり得ません。
私は家というものに全く夢的なものを感じていないので、ホドホドにきれいで安全な賃貸集合住宅で満足なんですよね。


こと“家”というものに関しては、多くの人が銀行と住宅メーカーの巧妙なマーケティング(≒マインドコントロール)に、余りにもうまく載せられ過ぎていると思うのです。


デフレの今の時代に“資産”というコマーシャルを立てて家を売るという事は、ハッキリ言ってサギでしかありません。


みんなその事に気がついているのでしょうかねぇ。


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