ツバメのヒナの生命力を信じる


今朝、事務所の入り口で驚くことが…。
事務所の入口の照明の壁面に作られてあったツバメの巣が崩壊して、そのほとんどが地面に落下していたんです。


巣が壊れていただけなら良いのですが、そこには6羽のヒナも…。
恐る恐る様子を見てみるとそのうちの2羽はまだ生きていて、私が近づくと親鳥と勘違いしてか口を大きく開けて餌をねだる様子を見せます。
3m近くの所から落ちて生きているというのは、運だけでなく生命力の強さを感じられずにはいられません。


落ちた巣はもう4年くらい使い回しているものですので、時間が経過しさすがにもろくなっていたことと、今までで最も多い6羽というヒナの重さによって壊れたのだと思います。



《昨年のツバメの巣の様子です。一部が壊れてもきれいに修復して使い続けていましたが…。》


たぶん、巣が落ちてからそれほど時間が経っていなかったのかも知れません。
親ツバメ(ナゼか3羽)はパニック状態で、巣があった照明の周りを飛び続けています。
でも、地面に落ちたヒナのことには全く気がつく様子がありません。


こういう状態では何をしてもどうしょうもないと思いましたが、このままにしておくとノラ猫やカラスに狙われることも考えられます。
結局、考えに考え抜いた末、ダメ元で元あった場所に仮の巣を作り、そこに生きている2羽のヒナを戻すことしました。



ダンボールを利用して巣の代わりになるようなものを作ってみました。》




《反対側から見るとこんな感じです。ダンボール製の巣の右にあるのは、階下の八百屋さんが設置したツバメの糞受(立派!)けです。》


人間のニオイがつかないように軍手をはめて、2羽をダンボール製の巣の中にそっと戻しました。


でも正直なところ、やってはみたものの親ツバメがこれを巣だと認識するのは厳しいと思っていました。
それがっ!



《少ししたら親ツバメが急こしらえの巣に戻ってきました!ヨカッタ!ヨカッタ!》


なんか少し感動的でした。
やってみて良かったと…。


取り合えず最大の関門は超えた感じです。
でもしかし、戻したヒナのうち1羽はかなり弱っていた様子でしたし、もう1羽に対しても親ツバメが世話をし続けるかは分かりません。


明日になってみて、同じ様に親ツバメの姿を見ることができれば、少しは安心できるのですが…。


さて、どうでしょか。



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