ツバメの巣立ち


休日に用事があって事務所に来てみたら、今にも飛び立ちそうなヒナの姿を見ることができました。




《少しメタボ気味な感じもあるヒナ。重たくと飛べないなんてことがあると困りますが…。》


巣が崩落して6羽兄弟の中で唯一このヒナだけが生き残ったことで、それ以降は6倍の餌を食べてきたことになります。
そのせいでしょうか、ヒナのたった2週間程度でヒヨコから成鳥になってしまいました。
しかしそれにしても少々肥え過ぎの様にも見えますが…。




《エサを運んできた親鳥が戻ってくることに気がついたヒナ。勢い余って巣から飛び出しそうな勢いです。》



そして週明けの月曜日。
急ごしらえしたダンボール製の巣にヒナの姿はありませんでした。



段ボールで作った巣に戻したヒナに親ツバメが餌を与えていることが分かった時には、とても安心してホッとしたものです。
しかし、少しすると自分がしたことが自然の流れに反することであったのかも知れないと、そう考えるようにもなりました。


数年前に確かアメリカの国立公園で発生した山火事に対して当局は、『自然発火した山火事なので、それを人間の力で消すことは自然の摂理に反する。』という理由で消火活動を行わず、自然鎮火するのを待ったということがありました。
(CO2の排出が問題になっている中で、さすがアメリカは違う!と思わせるできごとでした。)

また、先日ある方のブログに『ツバメのヒナを食べたヘビは憎たらしいけれど、ヘビだってそうやって生きているのだから…。』ということが書いてありました。


そういった話を聞くと、『このままではかわいそう。』という思いから私がしたことが本当に正しいことであったのかと、そういうふうにも考えたりもするわけです。


でも次回また同じ様な場面に接したら、間違えなく同じことをするとは思うのですが…。


しかしまぁどうあれ、まずはヒナが無事に成長して巣立ったことを喜びたいと思います。



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