雇用のミスマッチを考える

とてもありがたいことに、テクノ・ラボの求職情報を見られた方から、コンスタントにお問合せを頂いています


しかし前提となる条件部分で折り合いがつかず、現実的には全員の方々とお会いするには至りません。


そんな中で最も申し訳無いと思うのが、年齢的な理由でこちらからお断りするケースです。


私の理想のビジネスモデルのひとつに、リタイアしたエンジニアに再活躍の場を提供するというものがあります。
これが達成できたなら、就労者本人は一定の収入が得られ、クライアントには低単価と若いエンジニアへのOJTの機会を提供することが可能となり、そしてその結果として我々も利益を得ることができます。


しかし、現状は非常に難しい…。


問題点として、まずは受け入れ側の考え方があります。

派遣社員として自分(管理者)の指揮命令の下に仕事をしてもらうのですから、少なくとも歳上ではない方がいいとそう思うのは必然で、私だってその立場にあれば同じ様に考えるはずです。

この定説的な考え方を超えて、人材を提供する事は非常に難しいことです。


そしてもう一つは求職者側の認識です。

先日、お問合せを下さった50歳代の方は、エンジニアとしてだけではなくマネージャーとしても豊富で非常に輝かしい経歴をお持ちでした。
ご自分の持つ経験やスキルを相手に説明し解ってもらおうとすることも当然で、これについても私がその立場にあればそうすると思うのです。

しかし(身も蓋も無いいいい方ですが)経歴やスキルの高さや立派さというものが、時として見る者へのプレッシャーにしか成り得ないことがあることも事実です。


難しいことです。


ここに書いたことは一例でしかありませんが、こういった数々の障害を乗り超えていなかなければ、より多くの人に仕事を提供させて頂くことはできません。


どうやってそれを成してゆくのか…。


何よりも大きな問題は、わたし自身の持つプランディング力なのでしょうね。
努力してゆきます。


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